エコー検査で双子発覚
体外受精後のエコー検査で見えた胎嚢は2つありました。
不妊治療のクリニックの先生に「戻した受精卵は1つでしたよね?!」と何度も確認されました。
「胎嚢が2つみえます、もしかしたら双子かもしれません」
「一卵性か二卵性かは当院では確認できないので心拍の確認がとれたら紹介状をもって大きな病院へ受診してください」と言われてました。
そして、バニシングツイン(妊娠初期に片方の赤ちゃんが亡くなって母体に吸収されてしまうこと)について説明を受けました。
一気に想像もしていない事態に頭が真っ白でした。
2つの受精卵移植の提案
あまり授からないと受精卵を2つ戻す方法を提案されます。
2つ戻して1つでも着床すれば妊娠できますよ!と。
また双子を望んで2つ戻す方もいらっしゃいます。
これが不妊治療技術の向上により双子が増加傾向にあるゆえんです。
ですが、戻す卵は1つでお願いします!と毎回1つだけ戻していました。
(体外受精に何度も失敗していたので、実は勝手にタイミング療法もしていました)
体外受精前
体外受精の前は何度か通院し、エコー検査で左右どちらからの排卵か確認します。
その後に排卵させる注射をし排卵済になった事をエコーで確認してから受精卵を子宮内に入れます。
その時は右側からの排卵、つまり卵管が無い方からの排卵でした。
「卵管の無い右からの排卵だからタイミング療法は意味なかったな」と内心思っていました。
ところが胎嚢が2つ、双子かもしれないと!
双子妊娠発覚時の心境
まさか、そんな事が、、、
妊娠できた喜びと双子の戸惑いで夫に電話で報告したところ
「あーーー」と一言。
夫曰く、嬉しさと戸惑いで半笑いの口が20秒ぐらい閉まらなかったそうです。
私はというと子宮外妊娠と不全流産と悲しい思いを2回しているので2人が戻ってきてくれた様な気持ちがしました。
(嘘か本当か、双子の女の子に聞くと「変身して一緒に戻ってきたの」と言っていました)
赤ちゃんに関しては不思議な話をよく聞きます。お空からお母さんをみているとか。
そのためどんなお母さんだったら、どんな家庭だったら赤ちゃんが来てくれるか常に考えていました。私の心の状態が整ってきたのを見計らって戻ってきてくれたのかな、と思いました。
話を戻すと、
この時点では一卵性か二卵性かは分かりませんでした。
心拍確認もまだでした。
身近に双子の出産経験のある方はいません。
そもそも双子の知識ゼロです。
まさか自分が双子の親になるなんて!
これが正直なところです。
片方の卵管が無くても妊娠できる
卵管の無い方からの排卵でこんな事はあり得るのかと検索しまくりました。
海外のレポートか何かの記事で片方の卵管が無くても妊娠出来る様な事が書いていました。
当時、産婦人科で勤務経験のある看護師さんが職場にいたので聞いてみると、
「絵で見ると子宮は平面にしか感じられないけど、立体的で片方の卵管がなくても排卵した時にもう片方の卵管がキャッチしにいくというのも可能性としてゼロではないんだよ」
と身体が子宮で両腕を卵管に例えて腕を動かしながら教えてくれました。
こういう経緯で私は双子を授かりました。
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